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「正油拉麺(1,180円)」@玉川大盛軒の写真どこへ行こうかと迷っていた時、思い浮かんだのが、ときがわ町の豆腐屋「豆腐工房わたなべ」。
 知る人ぞ知る、ときがわ町という片田舎(失礼!)に、100台はゆうに停められる駐車場を完備した豆腐屋。
 ここの豆腐が日本一!と思っている人が多いんです。
 私宵待草子もそのうちの一人。
 そんな店で豆腐を買って、夜は豆腐三昧だな…なんて考えながら、昼飯場所探し。
 そして、たどり着いたのが、ここ、同じときがわ町の人気ラーメン店「玉川大盛(たいせい)軒」。
 一説によると、永福大勝軒からの分店との噂もあります。
 「勝」が「盛」、「しょう」が「せい」に代わっただけだもんね。
 あの山岸さんの池袋大勝軒でごたごたがあって、色んな「〇〇軒」ができた時と同じパターンの命名だけど、歴史が違い過ぎますし、こちらはシカーリと地元に根付いた人気店。
 店内には「麺以外の撮影は禁止」や「自家製全卵無水麺」などの張り紙が、夫婦で行っているようですが、調理は専ら女将さん。
 フムフム、事前学習の通り、女将さんの眼光鋭さ、重ったるい空気、リラックスできない雰囲気、しかも、丼の受け取り方に始まって、食べ方、食べ終わった後の処理と、事細かに記載されている。
 居心地がイイとは言えないけど、そんな能書きも、ちょいと親切心が出ているし、羽生市の「らーめん〇雅」のような嫌悪感を抱くようなこともなかった。
 あっ、そうそうラデブ(ラーメンデータベース)によると、全国ランキングで、2006年「拉麺5位」、「味噌7位」と、輝かしい記録もあるのだ。
 因みに、いまはむかし、店にはそんなそぶりも表記も一切ありません。

 麺は、「水、カン水、防腐剤、保存料、色素など一切使わず、卵、塩、バターで仕上げた「全卵無加水麺」で、拉麺専門店では全国唯一。麺の釜揚げ時間も数秒の狂いもなく湯切りをし、堅さと旨さが逃げないよう振りざるを使用している」そうです。
 強い縮れを伴う無加水の太麺です。
 卵と塩、そしてバターをつなぎに無水で作られており、その食感はきわめて個性的。
 日本中を見渡しても、唯一無二の製法の麺です。
 その食感は、歯切れが良く、低加水に「超」が付くほどのボソボソとした歯ごたえ。
 低加水麺の表現で使用する「ポキポキ」は全く似つかわしくない。
 注意深く口中で転がしてみると、バターの風味と玉子麺っぽさは感じられますが…。
ラーな麺とも違うし、う~な麺とも異なる、孤独な世界の味わいです。
 この麺を啜っての感想は、あの日清食品の「完全メシ」の麺で味わった食感にソクーリ!

 スープは、黒醤油に背脂を浮かべた典型的な背脂醤油なのですが、煮干や鰹出汁の効いた和風な味わいに、背脂によるコクや深みを演出しているタイプです。
 ただ、普通の醤油とは異なり、重層的な旨味も感じられます。
 背脂が、醤油ブラウンなスープに、プカプカと気持ちよさそうに浮いていて、美味しさを自己主張してます。
 実際、もろみ系濃口醤油のような味わいが奥深く、豚脂やニボと合わさりまくって美味しいスープを形成してます。
 独特な麺との相性は、取り立てていいとも思えませんが、悪くも無いって感じでしょうか。

 具は、チャーシュー、茹で玉、メンマ、なると、海苔、ねぎです。
 チャー氏は、脂身少なめで赤みを主体とした薄味設定で、スープと馴染ませると本領を発揮するタイプです。
 チャース麺を彷彿させる大ぶりなチャースが3枚。
 注文を受けてからスライスしています。
 ど太いマンメは、シャクっとした薄味仕様で出汁の効いた丁寧な作りです
 強気の値段設定ではありますが、どれもきちんと丁寧な作りのトッピングです。

 全てにおいてボリューミー。
 でも、食べた後で元気が出るかというと…胃袋と顎が疲れました。
 嵌る人も居るし、もういいやという人も居るという、超個性的な一杯でした。
 4度目となるこの一杯。
 3回目でハマるとありましたが、残念ながら私宵待草子は嵌りませんでした。
 もうちょっと店の雰囲気が明るければ、またまた異なる評価になるかもです。

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